ラクのブログ

社会の片隅で、小さく生きる。

散歩にちょうどいい距離

今週のお題「外でしたいこと」

僕はインドア派の人間だ。お花見とは無縁の人生を送ってきた。

別にお花見が嫌いというわけではなく、内向的な人間の周りには、自然と内向的な人間が集まるらしく、彼らは「お花見しようぜ!」なんて言わないので、そんな人間とつるんでばかりいたら、自然とお花見は「架空の国の話」になっていった。

ただ、別にお花見が嫌いというわけではないので、「お花見しようぜ!」と言われたら、「やろうぜやろうぜ」となる。でも、肝心の「お花見しようぜ!」と言ってくれる奴はおらず、この先も会える気はあまりしない。僕が幹事になるような奴ではないということは、ここまで読んでくれたあなたなら、もうわかるだろう。

桜そのものは好きだ。純粋にきれいだと思う。桜並木って、本当にきれいだ。圧倒される。近所に非常に短い距離の桜並木があるので、そこを歩くことが、最近の楽しみだ。あまりにも距離が短いので、お花見できるスペースはない。しかも地面は雑草だらけで、きれいに管理されているわけではない。

だからお花見スポットではなく、近所の人たちの「まあまあ素敵な散歩コース」程度になっている。「みんな、そんなものだよなー」と思いながら、この「まあまあ素敵な散歩コース」を歩いていると、かなり雑草が生い茂っている地面の上に、レジャーシートを広げて、一人で桜を見ながらおにぎりを食べている人がいたので、強者だと思った。何もそこじゃなくても。どうしてもそこじゃなきゃだめなのか。

いくら僕が内向的な人間だとはいえ、ずっと部屋にこもっていたら、さすがにしんどくなる。だから近所を散歩する。しかし最近、それもなんだか億劫になってきて、家でダラダラしているうちに一日が終わってしまうことが増えた。

もうちょっとアクティブになった方がいいのだろうけど、それは明日からでいいか、と思っている。明日の今頃も、多分同じことを思っている。